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司書のおススメBlog
ひょうご国際プラザの司書担当者からのおススメ紹介です。
おススメNo.39『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』 2012-02-15
宗教は「よく死ぬ」ための予習?
司書のおススメ No.39
池上 彰『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』
プラザ所蔵本
資料番号:10004292-8
分類番号:160/I
宗教とは何だろう?
この疑問が湧くのは司書だけではないはずです。
1998年の夏。
当時夏休みで、ひとり家で留守番をしていた小学生だった司書は
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訪問販売ならぬ訪問布教をしているおじいさんに玄関先で捕まり
「あんた!
来年は人類が滅亡すんねんで!そんなのんびりしとったらあかんねん!
あんたもあんたの家族もみ~んな死ぬんやで!」
という説教を延々30分以上され、ノストラダムスの大予言より
必死の形相で語りかけるおじいさんに恐怖感を覚えた記憶があります。
結局翌年人類は滅亡することがなかったのはご存じのとおり。
その後おじいさんの信心はどうなったのか定かではありませんが
あの出来事以降
「宗教って何?」ず~っと疑問だったので今回はこの本を手に取ることにしました。
宗教は多種多様にありますが、本書は世界的に広がりを持つ3大宗教
(キリスト教、イスラム教、仏教)と日本独自の神道をメインに取り上げています。
内容的にはあまりつっこんだ宗教の教義まで説明は及んでいませんが、
各宗教のスペシャリストに著者が率直な疑問をぶつけ、
それにスペシャリストが答えるという質疑応答型の対談が取られており
多くの人が「なぜ?」と思う疑問がわかりやすく答えられています。
特に日本人になじみの薄いイスラム教を取り扱った第7章は興味深いのでおススメです。
テレビで聞くイスラム教のスンニ派とシーア派は何が違うのか?
なぜ彼らは同じイスラム教徒同士で対立するのか?
9.11以降問題になっている自爆テロが発生する論理は何か?
などをわかりやすく解説しています。
また日本人が直面する問題「葬式」について述べられている
「第2章 ほんとうに「葬式はいらない」のですか?」の章では
21世紀の葬式の有り方について議論されています。
最近急増している「直葬」(葬式をせずに直接火葬場に直行する方法)
についてなぜそれが普及しているか?
本来葬式とはどうあるべきなのか?
が語られています。
また各章ごとで折に触れて語られている日本人の持つ
独特の宗教観についての見解もおもしろく、
日本人と外国の人たちとの間に生じる宗教に対する温度差が
なぜ大きいのかについても理解しやすいのではないかと思います。
死ねばそれで終わりなのか?
それとも天国か極楽浄土に行くのか?
いやいや輪廻転生の輪に入り、また新たな生を受けるのか?
死んでみないとこればっかりは本当の答えがわからないのですが
やはり「致死率100%」の人間は気になってしまうものです。
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