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更新日:2021年8月6日

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避難所で使う多言語指さしボードの作成について

(公財)兵庫県国際交流協会は、(一財)自治体国際化協会と協働し、避難所で使える「多言語指さしボード」を作成しました。在住外国人が増加する中、災害時に外国人住民も被災者となるケースが増えています。災害時には、多くの外国人住民が言葉や文化の違いから、必要な情報を得ることが難しく、大きな不安を抱えると言われています。日本語によるコミュニケーションが困難な被災外国人が抱える不安を軽減するため、避難所運営者と被災外国人のそれぞれが指さしで使えるようになっています。

 

 

 1 多言語指さしボード

(1)対応言語

英語、中国語(簡体/繁体)、韓国語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ロシア語、ベトナム語、タイ語、ミャンマー語、インドネシア語、ネパール語


(2)使い方

ア まず、ボード1「言語の確認」(全言語共通)を用いて、日本語が分かるか確認します。分からない

  場合は、使う言語を確認します。確認ができたら、対応している言語のボード2「避難所スタッフ

  用」及び3「被災外国人用」を準備します。


イ ボード2(避難所スタッフ用)にて避難所スタッフが伝えたいことや、「欲しいものはないか」、

  「困っていることはないか」など被災外国人の状況を尋ねる項目を載せています。裏面はメモ

  スペースがあるので、行政や国際交流協会などの連絡先等記載することができます※。

  ※縦レイアウトのみワード版あり。容量の都合上、当協会ホームぺージには掲載できないので、

   ワード版を利用する場合は(一財)自治体国際化協会からダウンロードしてください。

   URL:http://www.clair.or.jp/j/multiculture/tagengo/yubisashi.html(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

 

ウ ボード2で聞いた「欲しいもの」「困っていること」について、ボード3「被災外国人用」で外

  国人に意思表示してもらいます。「持病があります」「お祈りがしたいです」といった伝えたいこ

  とや「水」「くすり」といった欲しいものリストを載せています。

 

 (3)その他

多言語指さしボードの活用にあたっては、(一財)自治体国際化協会が作成した多言語避難者登録カードと一緒に使うことで、体調や食事制限についてより詳しい内容を把握することができます。

※多言語避難者登録カードの利用方法
(一財)自治体国際化協会ホームページよりダウンロード
URL: http://dis.clair.or.jp/(外部サイトへリンク)

 

2 協力団体等

(1)災害時外国人支援ツール開発企画会議

神戸市、(公財)神戸国際協力交流センター、兵庫県

アドバイザー:人と防災未来センター 楊梓主任研究員

 

(2)外国人コミュニティ団体等

関西ブラジル人コミュニティCBK、ひょうごラテンコミュニティ、ベトナム夢KOBE 等

 

(3)その他

神戸市コミュニティ相談センター/神戸市自治会連絡協議会事務局

 

お問い合わせ

公益財団法人兵庫県国際交流協会 企画調整部 企画広報課

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号 国際健康開発センター2F

電話番号:078-230-3267

ファクス:078-230-3280

 

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