更新日:2022年5月26日

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訪日教育旅行

1 兵庫の訪日教育旅行

(1)訪日教育旅行について

兵庫県および兵庫県国際交流協会では、「訪日教育旅行必須項目」で来日する海外の青少年と日本の児童・生徒が、兵庫県下の学校での交流活動を通して、同世代間の友情を深め、草の根レベルの国際交流や国際理解が進むよう、支援・協力をしています。
授業や学校行事、部活動を通した交流や、体験活動、学校見学等、さまざまな交流プログラムを用意しています。

必須項目訪日教育旅行とは、「引率者と児童・生徒で構成される海外からの訪日団体旅行で、学校等を訪問し、学校交流等をする教育旅行」のことです。日本へのいわば修学旅行ですが、学年・学科の全員が参加する形態ではなく、数十名規模の希望者や選抜者から成り、半日から一日程度の学校交流を取り入れているのが特徴です。

(2)兵庫県訪日教育旅行促進協議会

日本政府が推進する「ビジット・ジャパン・キャンペーン」(国土交通省)、「フレンドシップ・ジャパン・プラン(外国人青少年受入倍増計画」(文部科学省)に合わせ、兵庫県では、平成18年度に「兵庫県訪日教育旅行促進協議会」を発足させました。条件が合う兵庫県下の学校とのマッチングを行う「学校交流コーディネーター」や国内外の関係機関との連絡調整や交流内容の充実・向上に努める「学校交流プランナー」を置いて、学校交流を積極的に推進しています。

2 学校交流の概要

(1)学校交流の目指すもの

「笑顔で交流し、再会を約束する」をスローガンに、1 質の高い交流教育 2 教育の名にふさわしい交流 3 受け入れ側も訪問側も「よかった」と思える交流を目指しています。
学校交流を体験した海外の青少年が、将来、再び兵庫の地を訪ねてくれたら、そして、日本の児童・生徒が、将来、世界へとはばたいてくれたら、どんなに素晴らしいことでしょう。そんな思いで学校交流を推進しています。

(2)学校交流の意義

異なる国の児童・生徒が、交流や事前・事後学習を通じ、互いの相違点、そして共通点を自分たちの力で発見することが、学校交流の一番の醍醐味といえるでしょう。たとえ半日または一日程度の比較的短時間の交流であっても、その中で、自国についての知識や語学力の必要性を認識し、それらについて「もっと勉強しよう!」という動機づけの役割を果たす重要な時間となっています。

(3)学校交流の実際例

1 学校交流の実際例(1日の交流)(PDF:400KB)

2 様々な学校交流・視察(PDF:988KB)

3 学校交流を体験して

以下は、実際に交流を体験した訪問校の児童・生徒、教員、日本の学校(受け入れ校)の児童・生徒、教員の感想です。

(1)訪問校 生徒の感想

  • 社交性が鍛えられ、海外の友達ができたのでうれしかった。視野も広がり、異なった教育方法を知った。交流時間がもっと長かったらうれしい(中学校)。
  • 茶道体験と空手体験がとても面白かった。空手演舞が一番好きで、演舞中の真剣なまなざしが、印象的で圧倒された。簡単な動きを教えてくれ、下手な自分を励まし、ほめてくれてうれしかった。私たちに接していたとき、笑顔で礼儀正しくて、印象に残った(高校)。
  • みんな親切で、お兄さんお姉さんのように話しやすかった。英語の授業が一番印象的で、日本文化の特徴を知ることができた(中学校)。

(2)受け入れ校 生徒の感想

  • つたない英語力でもコミュニケーションをとることができ、世界は近いことに気がつくことができた。海外に対する抵抗感が減った(中学校)。
  • 案内等を担当し、交流の後、無事やり遂げた達成感を得ることができた。交流後も連絡をとりあえる友達ができてうれしい(高校)。
  • 茶道体験で、今回は椅子に座れる立礼でのお点前をして、純粋に茶道を楽しんでもらうことができて、とても嬉しかった(高校)。

(3)訪問校 教員の感想

  • 文化と教育方式が違っても、直接触れ合いながら交流し、人のぬくもりを感じながらお互いの理解を深めることで、先入観が消えるだろう。一番のプログラムは英語だが、丁寧で誠意のある校長先生の挨拶から、親切な生徒たちの応対まで、全てのプログラムに心が込められていた(高校)。
  • 日本の学校がとても考えて、受け入れ準備をしてくれたので、日本の中学校の学校生活をより深く知ることができた。先生に柔道を教わり、生徒たちには茶道を披露してもらい、中国の生徒たちの大変勉強になった。次は、私たちの学校に招待したい(中学校)。
  • クラスの雰囲気が和やかで、音楽と世界史の体験授業もとてもよかった。校舎が大変綺麗で、生徒達もみな礼儀正しかった(中学校)。

(4)受け入れ校 教員の感想

  • バディ文化で、1日中訪日する生徒に付き添う形はよかった。音楽の授業参加がとても楽しそうだったので、今後も訪問では実技系や文化部での体験がよい(高校)。
  • コミュニケーションは、語学力ももちろんだが、相手を尊重して、知りたい、伝えたいという気持ちや態度が大切だと実感できた(高校)。
  • はじめは緊張気味だったが、子どもたちがすぐに打ち解ける様子がみれた。中国語のあいさつや言葉に興味をもち、昔遊びや図工でも授業をすることができた(小学校)。

4 学校交流の申し込み・留意事項について

兵庫県で学校交流を体験してみよう!のページをご覧ください。

はばたん神戸

5 学校交流の受け入れを検討中の日本の学校の方へ

学校交流の内容

学校交流の内容は、普段どおりの教育活動の範囲内においての交流で十分だと思われます。例えば、授業の中にクイズやゲーム方式を取り入れるなど、ほんの少しだけ工夫することで、生徒同士、次第に交流が深まっていきます。以下の資料をご参照ください。

1学校交流Q&A(PDF:178KB)

2学校交流の流れ(1日交流例)(PDF:483KB)

3学校交流の流れ(半日交流例)(PDF:364KB)

4学校交流のための活動内容例(PDF:253KB)

お問い合わせ

公益財団法人兵庫県国際交流協会 企画調整部 企画広報課(訪日教育旅行)

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号 国際健康開発センター2F

電話番号:078-230-3262

ファクス:078-230-3280

 

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