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更新日:2025年8月6日

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絵画展「知られざる東欧の小国モルドバフェスタ」を開催しました(2025年7月9日~2025年7月30日)

 7月9日~7月30日まで、日本モルドバ友好協会との共催で「知られざる東欧の小国 モルドバフェスタ」を、ひょうご国際プラザ交流ギャラリーにて開催しました。会場では、モルドバ人画家による約30点の絵画や陶芸品などを展示。日本に住むモルドバ人は全国でもおよそ200名といわれていますが、今回はそのうちの1人、関西在住のクリスティーナさんが丁寧に作品を飾り付けてくださいました。展示された作品には、モルドバの美しい田園風景や郷土料理、アコーディオンやヴァイオリンを奏でる音楽家「ラウタリ」の姿など、現地の空気を感じさせるものも多く、なかには現地美術館に収蔵されている貴重な作品もありました。

 さらに、7月25日には日本モルドバ友好協会理事長の沓澤正明氏によるセミナー「モルドバの歴史と宗教の旅路」を開催。当日は27名の方にご参加いただき、最後には多くの質問も寄せられ、大変盛況となりました。

 モルドバは1991年に旧ソ連から独立し、その際、公用語としてルーマニア語が定められました。ロシア語圏にありながらも、人々は自分たちの言葉であるルーマニア語を大切に守り続けてきたため独立できたのではないかと考えられているそうです。その影響もあって、学校の校長室に詩人の肖像画が飾られていたり、首都キシナウの中央公園にたくさんの詩人の銅像が建てられていたりと、詩人がまるで英雄のように敬愛されており、国民的詩人ミハイ・エミネスクの名を冠した博物館もあるそうです。沓澤氏がモルドバを訪れた際にも、人々の文化に対する意識の高さを感じられ、今回、モルドバの絵画などを展示する運びとなりました。

 このフェスタを通じて、皆さまにもモルドバの歴史や文化に少しでも触れていただけたのではないかと思います。

 

  沓澤さん   gallery 

(右から)主催者の日本モルドバ友好協会理事長の沓澤正明さん、
沓澤美喜さん、クリスティーナさん。

会期中には136名が来場し、沓澤さんの解説に
熱心に耳を傾ける姿も見られました。

 

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7月25日のセミナー風景。
モルドバに訪問経験のある方や、今回初めて知って興味を持った方々から、活発な質問がありました。

 

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