ホーム > HIAについて > ComeHIA blog > 2025年度 > 【オックスブリッジ】神戸大学附属中等教育学校様での授業を見学させて頂きました(2025年7月30日)
更新日:2025年8月5日
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「オックスブリッジ英語サマーキャンプ」(注1)にてイギリスから来県しているルイーズさんが、7月28日(月)から8月1日(金)まで、神戸大学附属中等教育学校様で英語プログラムを行いました。
HIAのスタッフが7月30日(水)に見学へ訪れた際には、教室に足を踏み入れた瞬間から活発なディベートが繰り広げられており、参加している生徒11名の意欲の高さに大いに感銘を受けました。ディベートはイギリス議会を模した形式で行われ、「宿題は廃止されるべきである」「携帯電話は学校に持込を禁止すべきである」等の論題に対して、肯定側(House)と否定側(Against)に分かれ、立論と反論を英語で繰り返していました。生徒は議論の準備段階でも積極的に英語を使って話し合っており、堂々と発言する姿がとても頼もしく感じられました。
その後、「気候変動(Climate Change)」をテーマにしたグループワークが行われました。山火事、トルネード、干ばつなどの自然災害に関する資料を読み、それらが地球環境および社会に与える影響等をまずは個人で考えた後、グループで意見を出し合いながらポスターを作成していました。ちょうどカムチャツカ半島付近で発生した地震に伴う津波警報が発令されていたこともあり、地震を経験したことがないルイーズさんにとっては、より身近な問題として捉えるきっかけになったように見受けられました。
見学させて頂いた30日午前のアクティビティは以上になりますが、別日には、イギリスで日本食レストランを出店する場合のメニューの考案や、イギリスの観光地について調べてプレゼンテーションを行ったほか、個人のさまざまな価値観が浮き彫りになる「トロッコ問題」(注2)について協議する時間もあり、非常に盛り上がったそうです。
このプログラムに参加された生徒の皆さんやルイーズさんにとって、今回得た学びや新たな出会いが国際的な視野を広げ、新たな挑戦へのきっかけになることを願っています。
※注1 オックスブリッジ英語サマーキャンプ:県内の学生等を対象に草の根の国際交流を推進するため、(公財)兵庫県国際交流協会と英国のオックスフォード大学とケンブリッジ大学の学生が組織する団体Oxbridge Summer Camps Abroad(OSCA)が連携して行っているプログラムです。
※注2 トロッコ問題:イギリスの哲学者が提起した思考実験。線路を暴走するトロッコがあり、このまま進むと5人を轢いてしまう。レバーを引いて線路を切り替えれば5人の命は救えるが、別の線路にいる1人を轢いてしまう。レバーを引くか、引かないか、多数の命を救うために少数を犠牲にすることの是非が問われる問題。
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ディベートでは肯定側と否定側に分かれて向かい合い、ペアごとに白熱した議論が繰り広げられていました。 |
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毎朝"Show & Tell"の時間があり、生徒が日本のものを紹介。 |
イギリスで出店する日本食レストランで提供する |
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