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更新日:2020年10月30日

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【第33回】日本の医師を目指す、南アフリカの医師

ノエルさん1

 

氏名:ノエル ハウザー

職業:診療補助

出身国:南アフリカ共和国

推薦者:丹波市国際交流協会

ノエルさん2  ノエルさん3  ノエルさん4

 
●どんな仕事をしていますか?

兵庫県立丹波医療センターで診療補助として働いています。主な仕事は、スタッフの英語教育や外国人患者のサポートです。南アフリカでは麻酔科医だったので、研修医に麻酔に伴う技術的な指導もします。また、研究の論文を英語で書く際のサポートもしています。

外国人患者のサポートは、入院した(主に英語のできる)外国人が、少しでもリラックスできるように、書類の記入時などの通訳をしたり、話を聞いて安心させたりします。

 

●日本に来たきっかけは何ですか?

南アフリカで日本の古武道を14年間以上していたのがきっかけで、日本に興味を持つようになり、どんな国か知りたくて来てみました。1年だけ行ってみようと思って2014年にALTとして来日しましたが、とっても素晴らしいところだなと思って、その後も2年間ALTとして豊岡市にいました。その時に病院が募集していた英語カフェをすることになりました。その英語カフェで丹波医療センターの関係者と知り合ったのがきかっけで、ここで働くことになりました。偶然の連続だったと思います。すごく運がよかったです。

 

●話せる言葉は何ですか?

母国語は英語です。アフリカーンス語も話せます。

日本語は、日本に来てから豊岡市にある日本語教室に通って勉強しました。勉強を始めてから、上達するのを実感できることに楽しさを感じ、勉強を重ねて日本語能力検定1級を取得できました。でも、まだ難しく感じています。

 

●あなたの国について教えてください。

ラグビーの強い国です。お肉は安くて美味しいです。雪は降りません。インターネットは遅い。発展途上国と言っても過言ではないです。県立の病院で働いていましたが、お金がないから医療機器を修理できないとか、新しい病院を建てたくても建てられないとか、そういうことがありました。

また、色々な民族が一緒に暮らしているので面白い国です。公用語はなんと11語もあります。テレビは自分の見たい言語の時間帯に見ないと全然わかりません。南アフリカのドラマは、いろんな登場人物が違う言葉をしゃべるところが面白いです。もちろん分からないので字幕付きで見ます。言語が多いことは、病院で困ることも多いです。スタッフの誰もがわからない言葉を話す患者さんには、ジェスチャーなどでコミュニケーションをとっていました。

 

●一番好きな日本の場所は?

天橋立です。パワースポットとしてもぴったりだと思います。天橋立に行って、歩くと自然に囲まれて、すごいなあという興奮と、言葉ではっきり表現できませんが、とても素敵なところだと思いました。

 

●一番好きな兵庫県(日本)の食べ物は?

今はだし巻きにハマっています。なぜかわからないのですが、特に日本のシンプルな卵料理にハマっていて、卵かけご飯も最近のお気に入りです。でも、南アフリカでは生卵を絶対に食べないので、初めて日本で生卵を食べるようになって、母親にそのことを伝えると怒られました(笑)南アフリカで食べられないので、僕にとって生卵は高級な味がします。

 

●好きな言葉は何ですか?その理由は?

 “It always seemsimpossible until its done.” - Nelson Mandela

「何事も、成し遂げるまではいつも不可能に見える。」 ーネルソン・マンデラ氏

 

●休みの日は何をして過ごしていますか?

丹波市内のグルメ研究は私の趣味の一つです。恥ずかしいですが、あまり自炊はしません。なので、お店に食べに行くのですが、周りにおいしいお店がありすぎて、いつもどこに行くか迷います。

その他はだいたい医師国家資格の勉強をすることで時間を過ごしています。調子のいい日なら6-8時間ぐらい勉強します。外国人の僕にとっては、とても難しいです。知らない言葉は調べたり、覚えたり、もう一回遭遇して、あ、これ先週見たな、となったり。読む速さも早くなるように勉強しています。

 

●将来の夢や目標を聞かせてください。

日本の医師国家試験を合格し、丹波医療センターで医師として働くことです。

 

●海外から来る人々に兵庫県(日本)のPRをお願いします。

非常に住みやすいところだと思っています。兵庫県には大都市のすごさ(神戸など)と昔ながらの田舎の風景(城崎温泉)と両方、簡単に満喫できます。素敵な県でおすすめです。

 

●日本の皆さんに一言

昔は全て自分でできるという考えが強かったのですが、日本に来てからは、一人では何もできずに困りました。そんな中、日本語教室の先生やボランティアの方の支えがあって、ようやくある程度の生活や仕事ができるようになって、すごく感謝しています。意思疎通ができずに迷惑ばかりかけていましたし、買い物の仕方やごみの分別などが分からなくても、なぜできないの?と怒られず、頑張りましょう!と励まして教えてもらってきました。

この何も知らない外国人にいつも優しく、丁寧に接してくださって有難うございます。周りの人の足を引っ張らないように頑張りたいと思います。

 

●取材後記

ノエルさんは、日本に来てからお世話になった方々へ感謝の言葉を度々口にされていました。日本人的な感覚をお持ちだと感じましたが、それは古武道での精神的な学びによるものではないかと言われていました。ノエルさんが日本で医師として活躍される日を楽しみにしています。

お問い合わせ

公益財団法人兵庫県国際交流協会 企画調整部 企画広報課

〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号 国際健康開発センター2F

電話番号:078-230-3267

ファクス:078-230-3280

 

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